ロリータとは、ロシア生まれの作家ウラジミール・ナボコフ原作の小説「ロリータ」が語源となっています。小説の主題は中年男性の性的倒錯でした。 そのためいくつもの出版社に出版を断られましたが、一九五五年アメリカで出版されたこの小説はベストセラーになり、一九六二年にはスタンリー・キューブリックによって映画化されました。 小説内で中年男性ハンバートがまだ十二歳の少女ロリータに心を奪われることから、「ロリータ」という言葉は少女に対する性的嗜好や趣味全般を指すようになります。またその過剰なものを「ロリータ・コンプレックス」と呼びます。 この「ロリータ」を自らファッションに取り込んだ少女たちが、一九八〇年代の原宿に現れました。もはや「ロリータ」は男性が妄想する少女ではなく、女性が女性のものとして楽しむファッションになり得たのです。